”継続”と”習慣化”と”習慣”の違いとは?

よく継続とか習慣化とか習慣って聞くけど、何が何だかよく分からない、、

本記事は、このような疑問について解説していきます。

本記事の内容
  • そもそも「習慣化」とは何か?
  • 「継続」と「習慣化」と「習慣」の違いとは?
  • 「継続」が「習慣化」されるタイミングは?
  • 習慣化にかかる時間は個人差がある
  • まとめ:正しく継続すれば習慣化できるようになる

一見、同じように見える「継続」と「習慣化」と「習慣」。

正しくは、

  • 継続・・「意識的」にやる状態のこと(モチベーションが必要)
  • 習慣化・・「無意識的」にやる状態のこと(モチベーションが不要)
  • 習慣・・「無意識的」にやる行動のこと(モチベーションが不要)

と、実は全然意味が異なるんですね。

そして、習慣化を目指すためには、これらの言葉の意味をきちんと知っておくことが近道です。

本記事はこんな人におススメ
  • 継続と習慣化と習慣の違いについて正しく知りたい方。
  • 習慣化にかかる期間の目安を知りたい方。

まずは習慣化そのものに関する基礎知識を身につけましょう。

目次

そもそも「習慣化」とは何か?

習慣化とは、ある行動が自動的かつ反復的に続いていく状態のことをいいます。

  • 歯磨きをする。
  • お風呂に入る。
  • ご飯を食べるときに箸を持つ。
  • 会社に着いたらPCの電源を入れる。
  • 退社するとき「お先に失礼します」と言う。
  • 朝の挨拶は「おはようございます」と言う。

これらのことは「どうやってやったらいいのか、、」と考えることなく、自然と出来てしまいますよね。

長い時間をかけて繰り返し行ってきたので、体に染みついているからです。

このように、「やるか、やらないか」「どうやってやるか」を考えることなく、自然と動いて出来てしまう状態のことを「習慣化」といいます。

そのため、習慣化には次のような特徴があると言えるでしょう。

  • 特に努力や意思を必要としない。
  • その行動をすることが当たり前。
  • やめようと思っても、自然にやめることができない。
  • その行動をしないと気持ち悪くなるし、違和感を感じる。

「継続」と「習慣化」と「習慣」との違いとは?

「継続」と「習慣化」と「習慣」。

似たような意味合いなので、ごちゃまぜに使われることもあるのですが、この3つは明確に意味が違います。

  • 継続・・「意識的」にやる状態のこと(モチベーションが必要)
  • 習慣化・・「無意識的」にやる状態のこと(モチベーションが不要)
  • 習慣・・「無意識的」にやる行動のこと(モチベーションが不要)

順に解説していきます。

継続とは

継続とは、意識的な努力や意思によって行動を続ける”状態”のことをいいます。

例えば、

  • ダイエットのためランニングをする。
  • 海外赴任が決まったので英語の勉強をする。
  • 情報発信にチャレンジするためTwitterをやる。

などを新しく始めて続けるためには、自らモチベーションを保ちながら、自分の決めた目標に向かって取組む必要があります。

習慣化とは

習慣化とは、ある行動が自動的かつ反復的に続いていく”状態”のことをいいます。

例えば、

  • 毎晩、1km走る。
  • 朝7時から30分、英会話のレッスンを受けている。
  • 毎朝、通勤時間中にTwitterをやっている。

など、これまで続けてきた行動が、特定の時間や場所、タイミングをきっかけに特に意識することなく自動的にできるようになったならば、習慣化に成功したと言えるでしょう。

習慣とは

習慣とは、意識的な努力や意思を必要とせず、自動的かつ反復的に繰り返している”行動”のことをいいます。

例えば、

  • ランニング習慣
  • 英会話習慣
  • Twitter習慣

など、習慣化された特定の行動のことです。

「継続」と「習慣化」と「習慣」の関係を図示すると以下のようになります。

つまり、

継続していると、どこかのタイミングで習慣化することができ、習慣化された行動のことを習慣と呼ぶ

ということです。

言い換えれば、習慣化を目指すためには、まずは意識して継続していくことが必要なんですね。

「継続」が「習慣化」されるタイミングは?

習慣化のためには、一定期間の行動の繰り返しが必要です。

では、習慣化までどのくらいの期間がかかるのでしょうか?

習慣化コンサルタントの古川武士氏によると、習慣化したいものの難易度によって習慣化にかかる時間が変わるとされています。

種類習慣化にかかる期間具体例
行動習慣1ヶ月勉強、日記、片付け、読書
身体習慣3か月ランニング、早起き、筋トレ、禁煙
思考習慣6ヶ月ポジティブ思考、60点主義

ちょっとした行動レベルの変化は比較的短い期間で習慣化できます。

一方、長い期間を経て身についた思考や性格、価値観などの人の根幹に関わる部分の変化は長い期間を要します。

習慣化できるまでの期間の目安を知っておくと最初は出来なくて当たり前と思えます。モチベーションにも繋がりますね。

習慣化にかかる時間は個人差がある

それでは、習慣化に必要な期間をクリアすれば習慣化できるのでしょうか?

残念ながらそういうわけではありません。

僕たちは、知識、経験、情熱、要領、目的、プロセス、生活環境、すべてが一人ひとり違うので、習慣を身につけるまでの期間にも個人差が出てきます。

行動習慣の目安は1ヶ月とされていますが、3週間で身につく人もいれば2ヶ月かかる人もいるでしょう。

仮に1ヶ月経っても習慣化できないからといって

  • 自分はほかの人と違ってダメなんだ。
  • どうせ自分は出来ないんだ。

と、自分で自分を責める必要はありません。

大切なことは、習慣化の目安の期間までに習慣化を身につけることではなく、習慣化が身につくまで焦らず無理せず、そのプロセスに取り組むことです。

目安はあくまでも目安。出来るようになるまで、淡々と続けていくことが大切です。

まとめ:正しく継続すれば習慣化できるようになる

本記事では、「継続」と「習慣化」と「習慣」の違いについて、以下の解説をしてきました。

本記事の要約

そもそも「習慣化」とは何か?
  • 習慣化とは、ある行動が自動的かつ反復的に続いていく状態のこと。
「継続」と「習慣化」と「習慣」の違いとは?
  • 継続は意識的にやる状態。
  • 習慣化は無意識的にやる状態。
  • 習慣は無意識的にやる行動。
  • 継続した先に習慣化することができ、習慣化された行動のことを習慣と呼ぶ。
「継続」が「習慣化」されるタイミングは?
  • 行動習慣は1ヶ月(勉強、日記、片付け、読書)。
  • 身体習慣は3か月(ランニング、早起き、筋トレ、禁煙)。
  • 思考習慣は6ヶ月(ポジティブ思考、60点主義)。
習慣化にかかる時間は個人差がある
  • 目安はあくまでも目安。個人差があって当たり前。
  • できるようになるまで淡々と続けていくことが大切。

習慣化は、正しい知識をベースにして正しく継続していくことで身につけることができます。

慣れないうちは苦しい時期が続くかもしれませんが、自分に集中して諦めずにコツコツ続けていきましょう。

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